
さっきのMac Proなどの発表はフィリップ・シラー氏が発表を行いましたが、その次にジョブス氏が戻ってきて、
"Mac OSX 10.5 Leopard"の詳細を発表しました。
まず、Intel移行に関する経緯などを発表し、次にWindows Vistaについてちょっとだけ話しました。
(ここでジョブス氏はまた引き下がる)
そして、今日Leopardのすべてをプレビューをするために努力してきましたが、
配布することが出来ないようです。配布はされたが、すべての機能の公開は無理とのこと。
この理由としてはTigerがVistaに真似をされたように、また真似される可能性があるためだそうです。
(例としてはVistaのWindows CalendarがiCalに似ていることなど…)
しかし、そのTop Secretの機能の内、10個の機能を紹介します。

まず一つ目は、Mac OSX 10.5 Leopardは、CarbonやCocoaアプリケーションで64bitのサポート実現し、32bit&64bitアプリの両方を問題なく動作可能とのこと。
2つ目は、HDDがクラッシュした時のために
"Time Machine"という新たな自動バックアップ機能が搭載されるようです。
これは、Finderから日付と時刻を打ち込むと、戻りたい時に戻ってファイルを戻すことが出来、Finderだけでなく、iPhotoなど様々なアプリにも対応しているようです。
3つ目は、
”Front Row”と
”Photo Booth”の新バージョンや
”BootCamp”などもLeopardに搭載されるとのこと。
4つ目は、
"Space"という名称の仮想デスクトップ技術で、仮想的に複数のデスクトップを実現でき、一つのデスクトップを、複数の作業環境デスクトップに切り替えることで、作業効率を改善出来るそうです。
簡単に言うと4枚のデスクトップ画面が用意され、作業内容に応じて随時簡単に切り替えることが可能な機能みたいです。
5つ目は、
”Spotlight”ですが、複数の別のMac上のファイルも検索可能(許可が必要)で、Spotlight Server機能によって、ワークグループ上での検索も可能。
また、ファイルタイプの指定や、最近の項目の追加機能などが新たに搭載されているとのこと。
6つ目は、
"Core Animation"という技術で、上記のTimeMachineや新SpotlightのUIはこの技術に基づいて作られているそうです。
数千ものレイヤーを扱うことが出来るそうで、これにより様々なアニメーションUIを実現することが可能とのこと。
7つ目は、
”Voice Over”のパワーアップで、本当に人間が話しているように聞こえ、早く滑らかに喋らせることが出来るそうです。
8つ目は、
”Mail”で、大幅にアップデートされ、新たにstationery,Note,To Doの3機能の追加などがあるそうです。
9つ目は、
”Dashboard”です。
これについては、以前に間違って公開されたDashcodeが正式にリリースされ、他にもWeb Clipとういう新機能が搭載され、Webページの特定の領域を切り出してDashboard上に貼り付けられるそうです。
最後の10番目は、
”iChat”で、こちらもかなりの機能拡張があるみたいで、iChat theater,multiple logins,visibility,animated icons,video recording,tabbed chatsなどといった機能が追加されるようです。
また、ビデオチャット中にフォトアルバムやKeynoteのプレゼンテーションなどを通信相手と共有可能とのこと。
今回のプレビューは以上の10項目だそうで、また本日より
Xcode3.0もリリースするとのこと。
そして肝心のリリース時期ですが、来年の春にリリース予定とのことで予想よりちょっと遅れるみたいですね。
残念です。
WWDC 2006の基調講演は以上で終わりのようで、iPodやMacBook Pro,iPhoneなど他の噂されたものは一切無い模様で、開発者向けらしい結構堅い発表でしたね。
以上、飛び飛びの箇条書きで分かり難く申し訳ないですが、また明日にもまとめてみようと思います。
さすがに眠たいので寝ますね(汗)
では…
【訂正】配布なしと書きましたが、Developers Previewは配布されるようで、Top Secretな機能が公開されていないようです。
当方の翻訳ミスでした。
お詫び申し上げますm(_ _)m
注)結構誤訳が目立ちますが、リアルタイムで訳すにはちょっと限界があったもので…(汗)
あくまで参考までにしてください。