AppleがiOS 4.2で提供予定の"AirPrint"はMacやWindows PCに接続された共有プリンターでも印刷可能と発表されていますが、
MacStoriesが、Appleが同機能からMac/PCの共有プリンタのサポートを省いているようだと伝えています。
数人のMacデベロッパが、AppleがiOS Dev CenterからMac/PCの共有プリンタサポートに関するReadmeファイルやドキュメントなどを取り除いていると報告しており、現在リリースノートなどで言及されているのはHP製プリンタのみになっているそうです。
(下記画像参照)
現在、Appleのデベロッパフォーラムはこの件に関する質問で一杯になっており、あるデベロッパがTech Supportに連絡したところその特徴は「取り消された」と確認されたそうで、Appleからは「WindowsとMac上でのAirPrintのサポートは中止されました。将来また提供する機会が訪れたら、私たちはあなたに連絡するでしょう」と回答があったそうです。
なお、このサポート中止の原因としては不安定性と非互換性だとみられていますが、iOS Dev Centerで配布されているMac OSX 10.6.5のベータビルドとiOS 4.2 GMを使用するとまだこの機能が動作していると報告しているデベロッパもいるようです。
しかし、iOS Dev Centerで配布されているMac OSX 10.6.5のベータビルドはかなり前に配布されたもので、実際にサポートが中止されているのかは"Mac OSX 10.6.5"と"iOS 4.2"が正式リリースされてみないと分からないとのこと。
ちなみに、Appleは以前にも密かに第2世代iPod touchをAirPrintのサポート対象外とした経緯があります。(下記の関連エントリ参照)
【関連エントリ】
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Apple、AirPrint機能の対応機種から第2世代iPod touchを削除