先日から2度にわたって「MacBookProの稼働時間は短くなる?!」や「続、MacBookProの稼働時間は短くなる?!」とお伝えしましたが、そのIntel Core Duo搭載のノートパソコンのバッテリー駆動時間が当初より少ない原因は、MicrosoftのUSB関連のパワーマネジメントドライバに不具合があるからではないかとの問題が浮上してきました。
Tom's Hardwareでは、Intel Core Duo搭載のノートパソコンでテストを重ね、ICH7-Mサウスブリッジの現バージョンとMicrosoftのACPIドライバーとの間で異常な電力消費を発生させていることを発見したそうです。
当初、IntelはIntel Core Duo搭載機のバッテリ駆動時間は4〜5時間との目標を立てていたのですが、この問題により2〜3時間といった駆動時間になってしまったとみています。
また、Microsoftは金曜日にACPI及びUSB 2.0ドライバの一部に何らかの問題があることを認めたそうです。
上記の問題が簡単に分かるようにTom's Hardwareで以下のようなテスト結果が出ています。
そのテストとはMobilemark 2005を使用し、Pentium M搭載のSonomaプラットフォームと現行のIntel Core Duo搭載のNapaプラットフォームとでUSB2.0接続のコンボドライブ(IBM DN-224E)の使用及び不使用の際の電力消費量を比べています。(右の画像参照)
上記の結果(上がUSB不使用、下がUSB使用時)をみてもUSB接続をした場合の電力消費量の増加が明らかで、Sonomaは17分のバッテリ消費ですが、Napaは76分もバッテリ消費をしてしまっています。
やはり、SonomaよりNapaの方がUSBを使用した際に電力消費が大きいことが明らかです。
ちなみにこの問題を抱えたノートパソコンは既に市場へ流通しているとのこと。
これに対してIntelとMicrosoftは修正パッチを開発中とのこと。
また、気になるAppleのMacBookProですが、これについては上記の問題はWindows XP SP2に含まれるMicrosoftのドライバーが原因なので、AppleのMac OSXには何ら問題が無いとTom's Hardwareでもみています。
従って、MacBookProのバッテリー駆動時間はIntelの目標値「4〜5時間」をクリアしてくるのではないでしょうか。
【参考記事】
・TG Deily
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Taisyo (2012.7.22)
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2006年01月29日
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