その中でも気になったのが、先日のE3でハンドベルドXboxがアナウンスされなかったことについての下記の文面。
2005年秋からプロジェクトがスタートしたとすれば、3月のGDC時点で社内スタッフがモックアップを見たことがなくても不思議ではない。E3時点でカタチにするのが間に合わなかったというのも十分考えられる。しかし、それ以上にありそうなのは、来週のMicrosoftのハードウェア開発者向けカンファレンス「WinHEC」で発表するというシナリオだ。例えば、直前になってE3アナウンスからWinHECアナウンスに変更があったとすれば、ゲイツ氏のE3への登場が、今一つしっくり来なかった理由もわかる。あくまでも後藤氏の独自の予測で、ipodキラーよりもPSPキラーとなりそうですが、本当だとすれば携帯マルチメディアデバイス市場の争いは一層激しくなるかな?!
もし、MicrosoftがハンドヘルドXboxをゲームショウであるE3ではなく、ハードウェアカンファレンスであるWinHECにわざわざ持って行くとすれば、そこには理由があるはずだ。想定できるのは、Microsoftが新しい携帯デバイスでは、ゲーム機ではなく、多目的エンターテイメントデバイスとしての性格を強調するということだ。だとすれば、ゲームイベントは避けようという話になってもおかしくない。その場合は、この携帯機は、“Xboxをハンドヘルドにしてビデオや音楽機能を加えた機器”ではなく、“ビデオや音楽が楽しめて、プラスゲームもできる機器”と位置付けられることになる。
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