LG Displayのパネルは落下試験をクリアする事が出来ず、更に歩留まり率もAppleの要求を満たすことが出来なかったそうで、現在はSamsungとChimei Innoluxが供給しているそうです。
LG Displayの7月の「iPad 2」用パネルの出荷台数は250〜260万台であり、目標としていた400万台/月を大幅に下回ったそうで、同社の2011年度第3四半期の収益に影響するものとみられています。
また、7月のSamsungの「iPad 2」用パネルの出荷台数はそれまでの月間平均出荷台数であった100万台を大幅に上回る200万台に達し、Chimei Innoluxは45万台以上の「iPad 2」用パネルを出荷したようで、Chimei Innoluxは月間の出荷台数を100万台まで増加させる事を目標としており、更に150万台/月にまで増えるものと予想されています。
なお、情報筋は、LG Displayがすぐに品質問題を改善出来るのであれば「iPad 2」用パネルのサプライヤーとして主要な役割を維持出来るだろうと述べているとのこと。
【関連エントリ】
・「iPad 2」のバックライトの光が漏れる問題はLG製パネルが原因
・「iPad 2」に液晶のバックライトの光が漏れる不具合
・「iPad 2」の液晶にドット抜け