これはThe GuardianとThe Next Webの両サイトがたまたま別々に予想したもので、次期iPadにはSenseg社のE-Senseという触覚フィードバック技術が採用されるのではないかと考えられており、触覚フィードバック技術とは、タッチパネルなどのディスプレイを指で触ったときに、ガラスやプラスチックでできているパネル表面のつるつるした触覚ではなく、そのパネルに映し出されている物体の表面を触っているような触覚を提供する技術だそうです。
また、今晩の次期iPad発表イベントの招待状に記載されているフレーズ "We have something you really have to see. And touch" (日本語版では"どうしてもその眼で見て、その指で触れたくなるものをご紹介します") の最後の"And touch"の部分からも同技術が採用されているのではないかと予想されているようで、Appleは何かを意味せずにそのような言葉を招待状の中で使用しないと考えられており、次期iPadが高解像度のRetinaディスプレイを特徴とするのであれば"タッチ"という言葉はふさわしくなく、"タッチ"に関する新機能/新技術が搭載されるものと予想されるとのこと。
(Appleは昨年10月の「iPhone 4S」の発表イベントの招待状には"Let's talk iPhone"と記載し、最終的には「Siri」を発表した経緯があります)
Senseg社はAppleとの関係についてはノーコメントのようで、Senseg社のテクニカルマーケティングマネージャーであるPetri Jehkonen氏はAppleが顧客であるかどうかを聞かれた際に「それはAppleが言うことでしょう。私のコメントはノーコメントです。」と述べ、否定も肯定もしなかったとのこと。
なお、Senseg社は日本では東芝情報システム株式会社とパートナーであり、同社のE-Senseについては下記の参考元のリンク先を参照して下さい。
【参考元】
・触覚UI技術 Senseg E-Sense(センセグ イーセンス) - 東芝情報システム
・Senseg社の公式ホームページ(日本語)
・「触覚フィードバック技術」って何だ? - J-NET21
【関連エントリ】
・Apple、3月8日に日本でもメディア向けイベントを開催へ
・Apple、3月7日に次期iPadの発表イベントを開催する事を発表