その理由の一つ目は、現在、「iWork」の各アプリのメニューバーには"共有"のメニューがあり、その中に「iWork.comで共有」の機能があるものの、7月末で「iWork.com beta」のサービスが終了する事からこの共有機能の箇所は「iCloud」を使用する方法へ修正されなければならない為だそうです。
2つ目はデバイス間でのファイル移動に関する事で、現在、iOSデバイスと「iCloud」サービスの間ではファイルはシームレスに同期させる事が可能です。
しかし、iWorkのドキュメントをMacに「iCloud」で移動させるには「iCloud」のウェブインターフェイスから手動でダウンロードしなければならず、それは手間が掛かる不細工な方法であり、AppleはMac向け「iWork」の各アプリに「iCloud」を通してドキュメントをシームレスに同期させる機能を搭載した「iWork」の最新版をリリースする必要があるとのこと。
ただ、Appleがこの変更をどのような方法で実現するのかは不明で、単なる「iWork'09」のアップデートで修正及び機能追加が行われる可能性もありますが、「iWork'09」のリリースから3年半が経過している事からどうしても新バージョンの登場を期待してしまいますね。
【関連エントリ】
・Apple、「iWork.comパブリック・ベータ」のサービスを2012年7月31日
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