M.I.C. Gadgetによると、iPhoneやiPadなどの組み立てが行われているFoxconnの労働者は、iPhoneよりiPadの組み立ての方が簡単であると考えているそうです。
Foxconnで「iPhone 4S」や「iPad 2」、「新しいiPad」などの組み立てに携わったことがあるLi Qi氏(仮名)によると、旧正月以降は各ラインごとに1時間あたり150台の新しいiPadが生産されているようで、新しいiPadには30本以上の組み立てラインがあり、「iPad 2」の時よりもライン数が多くなっているとのこと。
Li Qi氏は昨年5月に「iPhone 4S」の生産にも携わったそうですが、「iPhone」の生産は「iPad」の生産より非常に疲れるようで、6時前に起床して7時に仕事に行き、労働時間は午前中の3時間と午後の4〜6時間で10分の休憩さえ無かったそうです。
(iPadの時は1日つき10分休憩を2〜3回取れたそうです)
また、Li Qi氏の経験から、「iPad」の生産ラインに携わっている労働者の方が「iPhone」の生産ラインの労働者よりも多くの休みが取れるようで、これらの事からLi Qi氏は「新しいiPad」の製造が「iPhone 4S」の製造よりも簡単だという結論に達したようです。
なお、Li Qi氏の月給は働き始めた頃は900元(143ドル)だったのが、現在は2,350元(372ドル)になっており、更に超過勤務手当をプラスして3,500元(555ドル)を受け取っているそうで、彼はまた「iPhone 4S」の生産ラインに戻されるかもしれないので新しい「iPad」のセールスを心配しているようです。