現在、iOS 4.2.1を脱獄する事が出来る「Redsn0w 0.9.6b6」(iPadやiPhone 4など一部モデルは仮脱獄)には、Geohot氏の"Limera1n bootrom exploit"というハードウェアレベルのexploitを利用しておりAppleはハードウェアレベルで対策しない限り脱獄を防ぐ事は出来ないのですが、
Redmondpieによると、今週にiOS 4.2.1が搭載されている「iPad」を購入したユーザーが、「Redsn0w 0.9.6b6」を利用して脱獄出来なくなっていると報告しているそうです。
まだ正式に確認された訳ではないのですが、このことからAppleが"Limera1n exploit"へ対策済みのモデルを出荷し始めており、iPad以外にもiPhone 4、iPhone 3GS、iPod touch 4G、Apple TV 2Gなども"Limera1n exploit"の対策がされているかもしれないとのこと。
このユーザーが購入したiPadのシリアルナンバーは「xx050」であり、少なくともこれ以降のシリアルナンバーのiPadは現時点では脱獄出来ないモデルになっている可能性があるそうです。
本当なのかどうかは不明ですが、近々にもiPhone Dev-Teamなどから正式なコメントが出てくるものと思われます。
【追記】
早速記事が更新されており、上記の脱獄出来ないとされる「iPad」のiBootのバージョンは"574.4"で変更されていない事から、"Limera1n exploit"と同時期に発見された"SHAtter"を利用して脱獄することは可能な模様。
ちなみに"SHAtter"は公開予定だったところに"Limera1n exploit"を利用した脱獄ツールが先に公開されたことから、将来の為に公開が控えられた経緯があり、まだ公開されていません。
【追記2】
iPhone Dev-TeamのMuscleNerd氏もコメントしており、ブートロムのバージョンが変わっていないので、心配無用とのこと。